オフィシャルブログ

警備業雑学講座~異変を見逃さない~

皆さんこんにちは!

 

沖縄県うるま市を拠点に沖縄本島中南部にて建築土木工事における交通誘導警備を行っている

合同会社ロンズデーライトです!

 

~異変を見逃さない~

 

オフィスビル、商業施設、工場、病院、学校、マンション、駐車場など、私たちの身近な場所では、日々さまざまな警備業務が行われています。

警備員の仕事というと、入口に立って人の出入りを確認したり、施設内を歩いて見回ったりする姿を思い浮かべる方が多いかもしれません。

しかし、警備業務は単に立っているだけ、歩いているだけの仕事ではありません。小さな異変を見つけ、事故や犯罪、設備トラブルなどへ発展する前に対応するための、高い観察力と判断力が求められます👀

普段と同じように見える施設でも、扉が少し開いている、照明が消えている、物の位置が変わっている、見慣れない人物が長時間滞在しているなど、異常の兆候が隠れていることがあります。

警備員は、施設の通常状態を理解したうえで、「いつもと何が違うのか」を見極めます。

今回は、警備業における巡回、監視、声かけ、記録、報告の技術についてご紹介します。

巡回警備は異常の早期発見が目的

巡回警備では、決められた経路や時間に沿って施設内外を確認します🚶‍♂️

確認する内容は、扉や窓の施錠、火気、照明、設備、非常口、駐車車両、不審物など多岐にわたります。

ただ歩くだけではなく、目、耳、鼻などを使い、周囲の状態を確認します。

焦げたようなにおいがする場合は、電気設備や火気の異常が考えられます。

普段聞こえない機械音や水の流れる音がする場合は、設備故障や漏水の可能性があります💧

床が濡れている、壁へ新しい傷がある、荷物が通路へ置かれているといった小さな変化も見逃せません。

異常を早く発見できれば、火災、転倒、盗難などの被害を最小限に抑えられる可能性があります。

通常の状態を覚える技術

異常を見つけるためには、正常な状態を知っておく必要があります。

毎日同じ場所を巡回していると、扉の位置、物品の配置、機械音、照明の明るさなどが自然と頭へ入ります🧠

しかし、慣れ過ぎると確認が形式的になり、「いつも大丈夫だから今日も大丈夫だろう」と思い込む危険があります。

巡回項目をチェックリストで確認しながら、毎回新しい気持ちで見ることが重要です📋

建物の改修、テナントの入れ替え、イベントなどによって、通常状態が変わることもあります。

警備員同士で最新情報を共有し、何が正常で、何が異常なのかを統一します。

視線の動かし方にも技術がある

巡回中は、自分の足元だけを見て歩くのではなく、近くと遠く、左右、上下へ視線を動かします🔍

床には水濡れや障害物、壁面には破損や落書き、天井には照明や配管の異常が現れることがあります。

駐車場では、車両の下や死角も確認します。

大型車の陰や建物の裏側など、人の目が届きにくい場所は、不審者の潜伏や不法投棄が起こりやすい場所です。

一方で、特定の場所だけへ視線を集中させると、周囲の変化を見落とす可能性があります。

広い範囲を確認した後、気になる場所を詳しく見るという順序が大切です。

防犯カメラ監視の技術

施設警備では、防犯カメラの映像を監視する業務もあります📹

複数の画面を長時間見続けると、集中力が低下し、小さな動きを見逃しやすくなります。

そのため、カメラごとの死角、画角、通常の人の流れなどを理解し、重点的に見る場所を決めます。

入口、非常口、金庫周辺、駐車場、資材置場など、施設ごとにリスクが高い場所は異なります。

画面上で不審な動きを見つけた場合も、すぐに犯罪と決めつけてはいけません。

現場の警備員へ連絡し、実際の状況を確認します📡

カメラは便利な設備ですが、映像だけでは音、におい、温度、人の表情などを完全には把握できません。

機械による監視と人による現場確認を組み合わせることが重要です。

不審者を見極める際の注意

警備では、人物の外見だけで不審者と判断してはいけません。

服装、年齢、国籍などではなく、行動や状況を確認します。

同じ場所を何度も行き来している、立入禁止区域へ入ろうとしている、周囲を過度に気にしているなど、施設の利用目的と合わない行動があるかを見ます👀

ただし、道に迷っている人や、待ち合わせをしている人も似た動きをすることがあります。

まずは丁寧に声をかけ、来訪目的や困っていることを確認します。

警備員の声かけは、犯罪を未然に防ぐだけでなく、利用者を案内するサービスでもあります😊

威圧的な態度ではなく、相手の反応を見ながら落ち着いて対応することが大切です。

声かけによる抑止効果

警備員が「こんにちは」「何かお困りですか」と声をかけることで、施設が見守られていることを周囲へ示せます。

悪意のある行動を考えている人に対しては、警備員に認識されたことが抑止につながる場合があります🛡️

一方、一般の利用者にとっては、案内を頼みやすくなり、施設の安心感が高まります。

声をかける際は、相手の進路を無理にふさがず、一定の距離を保ちます。

複数人で囲むような対応をすると、相手を刺激する可能性があります。

危険が疑われる場合は、一人で解決しようとせず、責任者や警察へ連絡します📞

施錠確認の技術

扉や窓は、見ただけでは施錠されているか分からない場合があります。

実際に取っ手を軽く動かし、確実に閉まっているかを確認します🔐

ただし、強く引っ張ると設備を壊す可能性があるため、適切な力で確認します。

鍵がかかっていても、扉と枠の間に物が挟まっている、ラッチが正しく入っていないなどの異常があります。

非常口については、不正侵入を防ぎながら、緊急時には内側から避難できる状態でなければなりません。

物品が前へ置かれていないか、避難経路が確保されているかも確認します🚪

火気と設備の確認

警備員は、灰皿、給湯室、厨房、機械室、電気設備なども確認します🔥

火気の消し忘れや電気設備の異常は、夜間に大きな火災へ発展する可能性があります。

コンセント周辺の変色、異常な熱、焦げたにおいなどがないかを確認します。

ただし、専門資格が必要な設備へ無理に触れてはいけません。

異常を発見した場合は、設備担当者や責任者へ連絡し、安全な範囲で周囲への立入りを制限します。

警備員の役割は、すべてを修理することではなく、異常を発見し、適切な人へ素早くつなぐことです。

落とし物や不審物への対応

施設内で置き忘れられたバッグや箱を見つけた場合、すぐに触ったり移動させたりせず、周囲の状況を確認します🎒

一般的な落とし物の可能性もありますが、危険物や不審物の可能性も考えなければなりません。

持ち主らしい人がいないか、防犯カメラで置かれた経緯を確認できるかを見ます。

異臭、液漏れ、配線、音など、不自然な特徴がある場合は、周囲を立入禁止にし、警察などへ連絡します⚠️

通常の落とし物であっても、発見場所、時間、特徴を記録し、決められた手順で保管します。

巡回ルートを変える工夫

毎日まったく同じ時間、同じ順序で巡回すると、警備員の動きが外部から予測されやすくなります。

施設のルールや業務条件に応じて、一部の時間や順序を変えることで、警備の抑止効果を高められる場合があります🔄

ただし、重要箇所の確認が抜けてはいけません。

定時確認が必要な設備と、不規則に巡回できる場所を分けて計画します。

巡回記録を残し、確認漏れがないかを管理します。

正確な記録が警備品質を支える

巡回後には、確認した時間、場所、異常の有無、対応内容などを記録します✍️

「異常なし」だけでは、どこを確認したのかが分かりません。

異常を発見した場合は、発生場所、状況、連絡先、応急対応、引継ぎ内容を具体的に記載します。

感情や推測ではなく、見た事実と聞いた内容を分けて書くことが重要です。

たとえば、「不審者だった」と書くのではなく、「午後十時ごろ、閉鎖区域の扉を繰り返し引いていた人物へ声をかけた」と記録します。

正確な記録は、事故の検証、警察への情報提供、再発防止に役立ちます📋

引継ぎで情報をつなぐ

交代勤務では、前の担当者が確認した内容を次の警備員へ伝えます🤝

設備故障、工事業者の入館、落とし物、要注意箇所など、当日の変化を共有します。

口頭だけでは伝え忘れが起こるため、引継ぎ簿やデジタル端末を活用します。

重要な情報は、相手が理解したかを確認します。

「見ておいてください」ではなく、「地下駐車場の照明が故障しているため、巡回時に転倒へ注意してください」と具体的に伝えることが大切です。

まとめ

警備業における巡回・監視は、施設内を歩き、防犯カメラを見るだけの仕事ではありません。

施設の通常状態を理解し、音、におい、光、物の位置、人の行動などから小さな異変を見つけます。

異常を見つけた際は、危険を正しく判断し、無理に一人で対応せず、責任者や専門機関へ連絡します。

声かけによって犯罪を抑止し、利用者の安心と利便性を高めることも重要です。

そして、発見内容と対応を正確に記録し、次の担当者へ確実に引き継ぎます。

異常が起きてから動くのではなく、異常の兆候を見つけ、事故や犯罪へ進む前に防ぐ。

その観察力、判断力、報告力が、警備業の安全を支える重要な技術なのです👮‍♂️🔍🛡️✨