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第7回警備業雑学講座

皆さんこんにちは!

 

沖縄県うるま市を拠点に沖縄本島中南部にて建築土木工事における交通誘導警備を行っている

合同会社ロンズデーライト、更新担当の富山です。

 

 

暑さ厳しい折、皆さまいかがお過ごしでしょうか。

現場も気温に負けず、元気に稼働中です!

 

 

今月からブログ更新頑張っていきます!

 

 

 

人を守る営みの原点──警備の歴史をたどる

~古代から現代へ、変わらぬ“安心”の使命~

 

 


このブログでは「警備」という仕事の本質と、その背景にある文化・歴史・哲学に迫ってまいります。

私たち警備業の原点はどこにあるのか?
「誰かを守る」という行為は、いったいどこから始まったのか?

今回は、そんな疑問に答えるべく、警備の歴史についてご紹介していきます。


■ 警備のルーツは“共同体の中の見張り役”

 

人類が狩猟生活から農耕定住へと移行した時期──およそ1万年前の新石器時代。
この頃から、村という共同体が生まれ、**“外敵から人々を守る役割”**が必要になっていきます。

「見張り番」「門番」「夜警」など、呼び名は時代や地域で異なれど、“警備の本質”はここにあったのです。


■ 古代国家と警備制度

 

古代エジプトでは神殿や王宮を守る「守衛兵」が配置され、
中国・秦の時代には、法令に基づく軍隊と警備部門が分離されはじめました。

日本では、奈良時代に「衛士(えじ)」や「兵衛府(ひょうえふ)」が登場。
これは天皇や宮中を守る役職であり、制度としての警備体制が整った始まりと言えます。

この時代、警備は“国家の象徴”を守るための神聖な任務でもあったのです。


■ 中世日本における警備の進化

 

鎌倉時代〜戦国時代にかけては、武士階級が台頭し、**「家を守る番士」**が存在するようになります。
江戸時代に入ると、「大名屋敷の番所」や「火の見番」などが整備され、治安維持の専門職も現れました。

町奉行による巡回制度や、「同心」「岡っ引き」といった半官半民の治安担当者も登場し、今で言う「警備と警察」の境界線がゆるやかに形成されていきます。


■ 警備業の近代化と戦後の発展

 

明治維新を経て、西洋の制度が取り入れられる中で、警察制度が誕生。
これにより、警備の多くは官に吸収されますが、戦後の高度経済成長とともに再び民間での需要が高まります。

1955年、日本初の民間警備会社が誕生。最初は夜間の工場警備や、交通誘導が中心でしたが、
その後、現金輸送・施設警備・身辺警備・機械警備と、ニーズに応じて専門化が進みました。

とりわけ、1970年代のテロ・暴動リスクの高まりと、バブル期の高級マンション・商業施設の急増が、警備業の発展を加速させました。


■ 現代の警備:AI時代との共存

 

近年では、AI防犯カメラ・ドローン・生体認証システムなどの技術が導入され、
セキュリティの高度化が進んでいます。

しかし、それでも「人が現場にいることの安心感」は代えがたいもの。
いかにテクノロジーが進んでも、**最終的に判断を下すのは“人間の目と心”**なのです。


■ なぜ今、警備の歴史を知るのか?

 

それは、ただの知識ではなく、
「守る仕事」がどれだけ尊く、責任があるかを知ることにつながるからです。

私たちが日々立つその場所には、何百年も前から受け継がれてきた“使命”がある。
それを胸に、次の世代へと引き継いでいくのが、私たち現代の警備員の役割でもあるのです。


次回は、そんな歴史と信頼を支えてきた「警備の鉄則」について、現場のリアルとともにご紹介します。

 

次回もぜひご覧ください!

 

 

 

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